弊社「こころの通う管理」では毎週月曜日に朝礼が行われている。
いわゆる「3分間スピーチ」に始まり、先週の成果報告、幹部の指示、訓示、社訓の唱和を取り仕切る役割だ。
約30人が、社歴の古い順に行っているため、役職の高い人から比較的入社の浅い社員まで様々なスピーチが聞ける。
人前で話をすることは良くも悪くも良い経験になる。マンション管理会社のフロントマンは人前で話をすることが本来業務なので、関心をひくための話題づくりは大事なことだ。
事前準備が大切だ。警察にいた当時、上司から「警部は話を振られた時、すぐに話ができなければダメだ。すぐに話が出来るよう心の準備を怠るな」と指導された。
今でもその準備を怠りなく出来るよう心掛けている。
今日は悪田の朝礼当番だ。実は先週だったが、どうしても立ち会わなければならなかった工事があり、一週先送りしてもらった。
今日のスピーチは悪田が監事をやらせていただいている障碍者支援NPOの活動についてと決めていた。
悪田がこの活動をボランティアでやらせていただいていることを知っているのは、社内では社長と上司の課長だけだ。
先日、この話題に触れた際に、興味深く関心を持ってもらえたので、今日は作業所で実際に悪田が作らせていただいた作品とともにその活動を社員に知ってもらうつもりだ。
話をどのように展開させ、結論づけるかはその場の雰囲気次第だが、このスピーチで障碍者に対する見方や考え方が良い意味で変わってくれれば有り難い。
そして、日々、自らが健康的に生活できていることに感謝しつつ、気持ちだけでも支援の輪が広がってくれれば朝礼当番をやった甲斐がある。