・あるマンションの理事役員さんから、来期の理事役員改選について「〇〇号室の〇〇さんから、本来は順番的にうちに回って来るものだと思っていましたが、△△号室の△△さんが選出されています。どうなっていますか」とのお問合せをいただいた。
・経験回数を調べてみると、最少で1回、最多で4回の人が理事役員に選出されていることが分かった。特に少ないお部屋に関しては、売却に伴う区分所有者に変更があったため、本来、理事役員が回って来る時期に、選出が見送られ、経験回数に差が出たものと思われた。
・一般的には、経験回数のカウントは部屋ごとよりも、人ごとに割り当てるべきだが、築年数の古くなってきたマンションで、あまりこの部分に拘ってしまうと、新たに入居した区分所有者さんの経験回数に足並みを揃えるために、頻回に理事役員をやらなければならなくなるという弊害が生じてしまう。
・多くのマンションでは、理事役員を単年で担当すると、暫くは回って来ないという流れが一般的だが、長期的な修繕計画や規約の見直しを継続していくための「委員会」を立ち上げたマンションでは、理事役員よりも各委員の方が、マンション内の懸案事項に精通していることがある。
・特に意識の高い委員がこのあたりの中核にいると、理事役員よりも声が大きくなり、強権的な運用が諮られ、住民間の対立要因となることがある。委員会は、本来、理事会の諮問機関だから、そこでの決議事項は、しかるべき手順で理事会に報告され、互いの機関が有機的に機能されることが望まれる。
・さて、△△さんの経験回数を調べると、今回で4回目となることが分かった。一方、〇〇さんの経験回数は2回となっていて、マンション全体で見ると少ない方だ。また、悪田にこの情報をくれた理事役員さんは、経験回数4回であるから、だいたいがこのくらいの経験回数で足並みがそろうところだ。
・悪田は、その理事役員さんに、全体での経験回数と、過去の流れの中で、▢▢さんから△△さんへの引継ぎがなされた例が2回あったこと、〇〇さんには、次期の理事役員をお願いして足並みをそれえて行くこと、経験回数2回の方も、まだ相当数おられること、その他の要因(内容は省略)があることを説明した。
・ところがである。理事役員さんが不可解なことを言い出した。「〇〇さんも私と同じく経験回数は4回目です」これは、正直、悪田も困惑した。すなわち、管理会社の引継内容に誤りがあるのだ。ところが、これを検証するには時間がかかる。しかるべき時期に開催されることが決定され、既に議案書も配布済の、今期通常総会までに修正出来ないでもないが、ここで、それを行うことは、かえって混乱を来す。
・悪田に情報をくれた理事役員さんからも「それはそうとして、〇〇さんと△△さんにきちんと説明して納得を得ていた方が良いのでないか」とのアドバイスをいただいた。
・結果、〇〇さん△△さんに電話し、ご納得をいただいた。このマンションにおける今期通常総会の議題では、もっと深刻な議題が山積しているが、この一年間の取組みで何とか交通整理が出来、議案を通常総会に上程出来るところまで漕ぎつけた。
・しかも、理事役員の選出、特に経験回数に関しては、悪田も正直、引き継がれた資料を信用するしかないのが実情だ。改めて「信頼しても信用するな」と警察時代に教わった業務管理の要諦に関する格言を思い返した。
・たかが経験回数、されど経験回数である。組合員さんにしてみれば、管理会社内の引継ぎがどうあれ、公平・平等な応分負担を求めているのは紛れもない事実だ。そこに手違いがあれば、謝罪と再発防止を求め修正されることを願っている。
・実は、この情報提供がなされたのが、台風接近に伴い、機械式駐車場ピット内で満水警報が発報したタイミングに重なったので、正直、悪田は「マジかよ」と暗澹たる気分になった。休暇中におけるダブルパンチだった。実は、ここでは書かないが、もうひとつ困惑する問合せが届き、対応することとなったので、正確にはトリプルパンチだった。
・しかし、いずれの案件も、比較的、迅速に対応し、関係する方々への連絡が出来て、ご納得いただけたことで、懸案事項を先送りせずに済むことが出来た。休みであっても休みでないのが、この仕事。理不尽や不条理を数え上げるときりがない。
こんにちは!
お世話になっております。
毎日、お疲れ様です。
お休みだとはつゆ知らずカレーパンチしてしまい申し訳ありませんでした。2階のシチューおばさんの鋭い指摘にバタ子はバタバタしております。
交通整理大変ですが、身体あっての仕事です。
無理なさいませんように…
って言っても性格ですもんね。どーしょもないっか。
気温の差が大きいです。寝ている時に口開けてたら風邪引きますから気をつけてお過ごしくださいね。
※返信は要りませんよ。
こんにちは
いつもお世話になります。
管理の世界にゴールはないので、引き続き精進して参ります。
今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い致します。