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- 通信指令課の業務は、警察の初動において、極めて重要な役割りを担っています。
- 特に、緊急を要する事件・事故等においては、初動対応の成否が、後の事件解決や人命に大きく影響することから、常に緊張感をもった迅速的確な対応が求められます。
- 一方で、あまり知られてはいませんが、特に受理業務において、課員は高いストレスを感じています。
- 理不尽な要求や不条理な通報に対しても、注意深く内容を吟味し、忍耐力をもって親切丁寧に受理対応することが求められるため、これが、受理者個々のストレスになっていると考えられます。
- 110番が緊急電話であることを正しく認識され、不要不急の通報が、しかるべく手段方法で適切になされるべきなのですが、警察といえども、モラルを他者に強要出来ないという実態を考慮すれば、結局のところ、受理者が個々にストレスと上手に向き合いながら、受理力や事態対処能力を向上させることがプロとしてのありようです。
- そこで、悪田権三が在職中、自身の経験を踏まえ、あくまで私見ではありますが「刑事五十訓」をベースに、業務の要諦を格言集として取りまとめ、通信指令の哲学として課員に意識付けるべく、提案しましたので紹介致します。