第四話 刑事の心得

  • お茶くみ刑事とは、湯飲みの持ち主を覚え、刑事部屋の連中の好みを覚え、機嫌や体調を見て、熱さや濃さを加減していた新米刑事に与えられる試練でした。
  • 刑事にとって大切な「人の複雑さ」を肌で覚えることが重要です。 刑事の原点は聞き込み、取調べはその延長、人を見抜く能力を養ううえで、かつて、お茶くみは絶好の訓練となりました。
  • 新人刑事は、仕事の奥深さを通じ、被害者の気持ちや被疑者の特性が理解出来るようになり、被疑者の境遇を理解することで、犯行に至る原因・動機が見えてくるようになります 。
  • 今ではすっかり忘れ去られた「義理」「人情」「浪花節」といった、一見、不条理のように思えることを体現することで、長幼の序、チームの一体感、職場への帰属意識、倫理観の醸成が図られます。
  • 苦労を重ね目的を遂げることで、組織全体としての達成感が共有され、長い年月をかけて活力と魅力ある職場が形成されるのです。
  • 刑事50訓とは、刑事の世界において、哲学として先輩から脈々と培われてきた格言集を言います。
  • その地域(都道府県)警察の考え方や、時代背景等で微妙に内容が異なってきます。また、格言の読み方も、先人の価値観や属性、各都道府県警察の伝統によって異なってきます。
  • 50訓の抜粋版により、悪田権三流の読み方を紹介させていただきます。


第四話 刑事の心得” への2件のフィードバック

  1.  初めまして。都内の同業者(後輩)の者です。刑事50訓知ってはいましたが深い意味はあまり知りませんでした。今後も楽しみにしています‼

    1. おはようございます。
      ご視聴ありがとうございました。
      先輩方から脈々と受け継がれてきた伝統を、どうぞ、若手の皆さんにも語り継いで下さい。
      今後、益々のご活躍をお祈りしています。

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