・ひとことで言いますと、ユンボ(いわゆる油圧式パワーショベル)やホイルローダー、ブルドーザー等の建設機械を操縦するための資格です。
・前回のフォークリフトのブログでお話ししましたとおり、この資格は労働安全衛生法を根拠とする技能資格で、どんなに卓越した技術を有していても、技能講習終了等のライセンスを有していなければ現場に入れてもらえません。
・また前回の小欄でご説明しましたとおり、公道を運転する運転免許とは違い、業務に従事する作業員が必ず保有していなければならないものとなります。
・しかしながら、基本的な操法としてのマッチング性を有しているという前提において、いわゆる「大特免許」を有している場合は、受講時間が短くなるという特典がついています。
・簡単に言いますと、例えば今回の課題となります「ホイルローダー」におきましては、公道を走行するための都道府県公安委員会免許を有していれば、基本走行的な技能検定部分は免除となり、その分、取得価格も安価となります。
・まずは、検定で使用した当該機械をご覧ください。
ま、とにかく、操作する自信はありませんが、こんな感じの車両を操縦出来るようになることを学びに参りました。
・今回、大特免許保有を前提に受講した悪田は、前回フォークリフト同様に、機器の操作に不安を感じつつも、まずは「習うより慣れろ」をモットーにトライすることとしました。
・一日目の学科教習内容は、内容がつまらないので省略致します。しかし、実は、これがものすごく大事なのは理解しており、学科はその前提に立っています。
・ただし、結果論として、実技検定科目が受講班ごとに「パワーショベル」と「ホイルローダー」と別れてしまう現状があることを鑑みますと・・・
・そもそも、車両系建設機械のカテゴリーが広すぎるのに対し、いわゆる亜種たる「ショベルローダー(FF式)」の車両がこの資格では操縦出来ないことや、主力汎用機器である「ブルドーザー」の技能教習が皆無という実態には、やや違和感を感じてしまいます。
・素人である悪田の認識が甘かったのでしたらば、生意気言って申し訳ございますせん。
・さてさて、初日(一部、二日目の学科が含まれます)の学科を終え、二日目の学科試験を終えた後、技能教習が行われました。
・課題は、ユンボとホイルローダーでした。
・18人の受講者を二班に振り分け、教習と課題が与えられました。
【ユンボ(油圧式パワーショベル)の場合】
・スタートして、目的地まで機器を操縦、目的地で排土板を下ろし、パケットで土砂の掘削・埋め戻しを行い、転回して元の位置に戻ります。
・左右にレバーがついています。
・前進・後退用にもレバーと足で操作出来る装置がついています。
・右のレバーを前に捻るとブームが下がり、手前に押すとブームが上がります。同様に右のレバーを右に捻るとパケットが開放され、左に捻るとパケットが手前に掘削します。
・反対に左のレバーを手前に押すとアームが前に伸び、手前に引くとアームが手前に来ます。また、左のレバーを左に置くと「左に旋回」し、右に置くと「右に旋回」します。基本動作は左旋回となります。
・旋回した後、車両を動かす際、キャタピラーの動きが真逆となります。キャタピラー内のスプロケットが後方にある位置が基本となります。この状態で二本のハンドルを前に倒すと前進します。片方を進行方向に向けると向きたい方向に曲がります。向きたい方向に向けてハンドルを進め、反対のハンドルを逆に置くと90度回転します。
・旋回した後、進行する場合は、スプロケットの位置が逆にあると、前進・後退が逆の動きとなります。
・面白いのは、土砂をかき出す作業は、アームで行うのが基本です。教習所の地盤が柔らかいため、土がガンガンかきだされます。ブームもアームも構造上、手前に引いて掻き出すため、円運動となります。
・そのため、手前に引く時に、あえてブームを意識しないと、パケットがどこまでも地中に入ってしまいます。
【ホイルローダーの場合】
・基本的に前進・後退で悩むことはありません(運転免許取得の際に習っています)。
・目前の土砂を救い上げて、一旦、後退し、ダンプカーの荷台に積載する動作を実践します。
・大特免許で実習したとおり、パケットの向きを変える、上下に挙動するだけです。90度に曲がる機器なので、特に難しいことはありませんでした。
・ただし、パケットの操作全般は、教習所の運転免許取得では経験していないので、ホイルローターの特性そのものを再認識する機会となりました。
・ちなみに、悪田の班はホイルローダーが検定科目でした。
・このような検定で無事に合格することが出来ました。
・教習所の皆さん、二日間、ありがとうございました。
【いつものお弁当紹介です】
・初日、スタミナ(焼き肉弁当)、二日目ハンバーグ弁当でした。
・とっても美味しかったです。ただ、やや、油ものに飽きてきました笑