・とはいえ、プロであるならば「当然に知っておくべきことを知らない」は、ご本人にとっても、所属する組織にとっても大きなマイナス要素となり得ます。
・ですから、自らが知らないという客観的事実に目を向け、それを知るための努力を続けましょう。
・「プロ」とは、それを本職、あるいは、別な言い方をすれば「飯のタネ」にしている人のこと、あるいはその集団を言います。
・福祉の世界の端くれとして生きている悪田は、日々、まさに「知らないことだらけ」です。なにせ、今日現在で、たかだか10ヵ月の実務経験ですから、仕方のないことかも知れません。実際に、知らないことで、赤面する毎日です。
・では、実務に精通するため、実働に生きる「プロ」として、自分の力量を向上するためにはどうしたら良いのでしょうか?
・悪田は「勉強することだ」と考えます。実際に悪田が、かつて、マンション管理会社を辞める時、お客様をはじめ、上司、先輩、取引先、その他多くの方々から「よく頑張ってくれた、助かったありがとう」という多くの労いの言葉をいただきました。
・まったくの未経験分野であったマンション管理の世界におきまして、フロントマンとして、良い仕事をやらせてもらったという実感が、自身の経験値となったことを知る良い機会となりました。
・警察では、自分の力量を向上させるための自己啓発活動のアイテムとして「昇任試験への取組み」を推奨しています。自身の能力向上に努めることは、とりも直さず市民、県民、国民への奉仕のために欠かせない行動です。
・良い先輩についた後輩は、勉強の重要性、とりわけ、昇任試験への取組みの重要性を若い時分から叩き込まれます。逆にダメな先輩についた後輩は、飲み会の作法や腹芸、つまみの作り方などの奉公をさせられます。もっとも、それが良いか悪いかは本人次第でもありますが笑
・ただ、実際に、自身の能力向上のために勉強をしない職員の存在は、善良な市民にとって心もとない存在です。市民の生命・身体・財産を守ることが警察の責務なのであれば、それを守るためのアイテムを持ち合わせていない現場の警察官、飲み会の作法しか知らないのでは、守られる側の市民としては、不安要素となります。
・福祉の悪田に話を戻しますと、これに基づいて、今、自分に出来ることを考えたところ、答えが出ました。「資格試験に取組む」こと。「勉強を通じて得た知識を実務に生かす」こと。それが、今の自分にとって最良の選択肢だと結論づけました。さっそく、今日から学んで行きます。
・ですが、資格取得のためには、実務経験と専門の教育課程で学ぶという前提が求められ、今の悪田には、その両方の要件が欠けています。
・そもそも、田舎の三流高校しか出ていないですしね笑
・専門課程で学ぶためには4年の実務経験が必要で、専門課程に入校することが認められるためには、例えば夜学コース(1年のコース)で約110万円の授業料が必要となります。
・「費用対効果」として物事を考えた場合、果たしてそれは意義をなすものなのでしょうか?
・それは、やってみなければ分かりません。ただ「見逃し三振」よりも「空振り三振」それが悪田のモットーです。
・まずは予備校等の専門課程の入校条件を与えられる約3年先を見据え、準備を整えることにしました。
・某フリマサイトで販売されていた比較的安価なテキストを購入してみました。コンビニ手数料を含め5,100円でした。
・知り合いの同業先輩に事前相談しましたところ「そんな資格は実務では役立たない」「そんな難易度の高い資格を持っていたところで、うちでは使い物にならないから他の業種に転職したらどうか」などの酷評をいただきました。
・「言わせておけばよろしい」と感じました。そもそも、悪田は資格を取得することを目的としていません。実務に精通するためのアイテムと捉えています。
・実務に精通することで、利用者さんやご家族、他の支援者からの信頼形成に繋がれば、そこで繋がる方々全体の力量向上に結び付く。
・そのように考え、これからの約三年間を楽しんで参ります。これからも良いご支援、ご指導を賜れますよう、お願い申し上げます。