おたふくナンテンの愛らしさ

・以前のブログでも紹介したことのある「おたふくナンテン」の話。五色南天とも呼ばれるそうだ。「難」を転じるという呼び名と「おたふく」という「多くの福」が舞い込む植栽ということで超縁起の良い兆しを感じる。

・普通のナンテンは、実がなるため、鳥が餌についはんでしまったり、熟した実が溶けて周囲を汚してしまったりするというデメリットがあるが、おたふくにはそのリスクが少ない。あまり大きく繁茂せず、日照不足にもそこそこ強いということで、まさに万能な植栽かも知れない。

・そういえば、まだ警察がおおらかな時代だった当時、夕方になると、悪田は先輩に命ぜられて、庁舎の敷地内に繁殖していた杉の葉っぱやナンテンを採取してきたものだ。

・刺身の引き立て役の定番だ。たぶん、今はそんな会合はご法度だと思う。警察幹部が弱くなったのか、世間の目が厳しくなったのか、はたまた時代の流れなのかは分からないが、古き良き時代であった。

・さて、約一週間前に理事長宅におたふくナンテンが届き、大事に養生していただいた。そして、本日、植替えの日が到来した。

・事前にマンション内からボランティアを募集したところ、手を挙げて下さった方がいたが、残念ながら日程が合わなかった。また、もう一人の理事役員さんも仕事の都合がつかず不参加となったが、それ以外の理事役員さん3名のご参加をいただき、作業開始となった。

・晴天に恵まれ、心も気分も晴れやかに、約半日の作業を行った。

・いちばん古くからお住まいの理事役員さんの話では、約30年前に、一度、花壇の植え替えを行い、その時に、今のつつじを植えたのだそうだ。

・ところが、日当たりが悪いのもあるのだろうか、生育状況がイマイチだ。ところどころ枯れていて、付け根の部分は固い粘土質で覆われている。

・しかも、土中から出るわ出るわ、コンクリート片(ガラ)が、理事役員さんから「これ、前回の大規模修繕の時のタイルじゃないですか」と聞かれ、閉口する場面も・・・真実は分かりません。

・約2時間半に及ぶ作業が無事に終わりました。

・理事役員さんの努力の甲斐があり、つつじとナンテンの交通整理が出来た。新しくおたふくが植えられた花壇は赤と緑の絶妙なコントラストが秋の空に映えていて、実に爽快だ。管理会社として委託外の仕事だったから、まったく業務外のサービスだが、こういうイベントが定期的にあっても良いと感じた。

・ここには掲載しませんが、お客様皆様、良い笑顔で作業をしていただけました。マンションの顔とも言えるエントランスが良い感じで映えました。

・皆さんの笑顔を見ていると「このマンションの担当で良かった」と感じました。理事役員さんからお礼を言われましたが、お礼を言いたいのはこちらの方です。

・今日の教訓。「スーツで行ったのは失敗でした」植栽作業は身軽な服装がオススメです。皆さまに幸運が訪れますように。悪田権三

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