・2021年11月11日(木)は仏滅と「さんりんぼう」が重なる日であった。さんりんぼうについては以前にも書いた。江戸時代までは「三輪宝」と書き、吉日とされていたものが、その後「三隣亡」と誤植され、縁起の悪い日となったようだ。
・明治になり、占いを信じるあまり博打で身を亡ぼしたりする人や根拠のないものに惑わされる人が増えたりしたため、政府がこれを禁じることとなり、現在の六曜が暦に掲載されることとなったそうだ。
・すなわち、大安が良くて仏滅が良くないというアレであるが、実に単純なもので根拠はなく、ものごとの捉え方によりいかようにも解釈が可能だ。
・例えば仏滅であれば「これ以上悪くはならないから、これから良くなる」と個々人の気の持ちようによって前向きにも後ろ向きにも捉え方が出来る。しいて言うにならば、友引は「友を引く」から、この日に葬儀や出棺は良くないとされているのが、共通概念であろうか。それさえも、仏教徒以外には関係のないことだ。
・決して悪田がマイナス思考になっている訳ではないが、この日はいろいろな地雷を踏んだ一日だった。朝から晩まで顧客から怒られての連続だった。極めつけに夕方に大クレームを引いた。しかも、よほどの衝撃を与えてしまったようで、かなり根が深い。
・ただちに上司に報告をし、お客様には日を改めて経緯を調査したうえで、結果を報告することを約束をした。
・一生懸命に仕事をすれば、したなりの結果が伴う。たとえそれが間違っていたとしても、一生懸命に取組んだ結果なのだから、意欲的であることが相手に伝わり、それが衝撃になったというように考えることにした。悩んでも始まらない。動機はすべて管理組合のために積極的に取組んだものだから、堂々と間違えたことを主張すればいい。
・人には誰にでも間違いはある。肝心なことは、間違いに気づいた時にどう修正するか。忙しいのは山々であるが、これもまた、神様が与えてくれた試練だと考えよう。ただ、神の存在こそ、果たして根拠があるのか甚だ疑問ではあるが。